ファイルの用意がめんどくさい
FutureRestoreする際にはBasebandファイル、SEPファイルなどいろいろなファイルをIPSWから抜き出してやる必要があります。
これをやるのはそれなりにめんどくさく、ファイルを間違えるとFutureRestoreはうまくいきません。
これをやるのはそれなりにめんどくさく、ファイルを間違えるとFutureRestoreはうまくいきません。
FutureRestoreに必要なファイルを用意する方法 ベースバンドファイル,SEPファイルなど
FutureRestoreに必要なファイルを探すのってわかりずらいですよねなので出来るだけ、簡単にできる方法を紹介していきます。この方法はTools 4 Hackさんの記事を参考に、自分なりに解釈して用意する方法を考えたので、間違っている可...
簡単にやる方法がある
FutureRestoreにはlatestオプションが用意されており、これは特定の条件下であれば非常に有用なオプションです。
しかし条件を理解していないとうまくFutureRestoreをできません。
その条件とは最新のファームウェアとダウングレード/アップデート先のSEP/Basebandの互換性がないとうまくいきません。
例)iOS 14.4.1が最新のファームウェアで、SHSHの発行が切れているiOS 14.3にアップデートしたい場合は、iOS 14.4.1とiOS 14.3にSEP/Basebandの互換性があるためうまくいきます。
lastetオプション
latestオプションとは、SEP/Basebandファイルを自動で最新のファームウェアから抽出してくれるものです。
これを使うことで、手動でファイルを集める必要がなくなります。
使わない方がいい時
- iOS 14.5とiOS 14.4.1のSHSHが発行されていて、SHSHの発行が切れているiOS 14.3にアップデートしたい
- iOS 14.5とiOS 14.3にはSEP/Basebandの互換性はない
- iOS 14.4.1とiOS 14.3にはSEP/Basebandの互換性がある
上のような場合latestオプションを使うとiOS 14.5のSEP/Basebandファイルが使われてしまい、うまくFutureRestoreが行えないです。
latestオプションを使う方法
ファイルの準備
SEP/Basebandのファイルは必要ないですが、以下のファイルは必要なので用意しましょう
- ダウングレード/アップデートしたいバージョンのSHSHファイル
- ダウングレード/アップデートしたいバージョンのIPSWファイル
- 対応しているFutureRestore
- 「cd」を使って作成したフォルダーをドラッグ&ドロップして作業位置を変更
- FutureRestoreコマンド
TSS SaverでSHSHを保存した場合はTSS SaverのRetrieveからダウンロード可能
ipsw.meからダウンロード可能(ベータ版はipsw.devからダウンロード可能)
iOS 14に対応しているのはmarijuanARM氏が開発したものがあります。
Releases · futurerestore/futurerestore
A hacked up idevicerestore wrapper, which allows specifying SEP and Baseband for restoring - futurerestore/futurerestore
ファイルの整理
準備した3つのファイルを新たなフォルダー(Restore)を作ってそこに3つのファイルを入れておきましょう
Nonceのセット
まずは通常通り、Nonceをセットしていきます。
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コマンドの実行
cd /Users/zunda/Desktop/Restore
./futurerestore -t <SHSHファイルの名前> --latest-baseband --latest-sep <ダウングレードしたいバージョンのIPSWファイルの名前>
コマンド例
./futurerestore -t 8468026920234022_iPhone8,1_n71map_14.3-18C65_3a88b7c3802f2f0510abc432104a15ebd8bd7154.shsh2 --latest-sep --latest-baseband iPhone_4.7_14.3_18C65_Restore.ipsw
実行成功!!
コマンドを実行し、数分待ち「Done: restoring succeeded!」と出力されて、デバイスに初期画面が起動できれば成功です!!
きょうの一言
簡単ですが、常に使えるわけではないので条件を確認しながら使いましょう
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