Theos
Theosとは脱獄ソフトウェア開発のツールで、Tweakの開発とTweakのビルドをすることができます。
Mac/ iOS/ Linux/ Windows(Cygwin)に対応しています。
Theosの使い方【準備編】
まだTheosの使い方【準備編】をまだ見てない方は、そちらをみてからこの記事を読み進めていってください。
https://zunda-hack.com/2020:07/20/how-to-use-theos-for-ready/
ビルド
準備編の記事でファイルの準備はできました。次はそれらのファイルをビルドして、1つのファイル(debファイル)にしていきます。
ビルドとは、プログラミングで一般的に言われているコンパイルとほぼ同じです。ビルドする中でコンパイルが行われています。
ファイルの種類
Tweakの形態によってもファイルの種類は異なるのですが、デフォルトの4つのファイルを解説しておきます。
ファイル名 | 説明 | 内容 |
---|---|---|
control | パッケージ(Tweak)の表面的な情報が書かれている | パッケージ名、開発者名、バージョン |
Makefile | ビルドに関する情報が書かれている | ARCHS = arm64 arm64e |
Tweak名.plist | 動作させたいアプリのBundle IDが書かれている | com.apple.springboard |
Tweak.x | Tweakの動作がプログラミング言語(Objective-C)で書かれている |
ビルドしてみる
とりあえず4つのファイルになにも編集を加えなくてもビルドしてみることはできるので、ビルドしてTheosがちゃんと動作するか確かめてみましょう。
Tweakのあるディレクトリーに作業ディレクトリを移動します。
cd Desktop/changesound
そのあとmakeというコマンドで仮ビルドをしてみます。
make
ここでエラーがでなければ、以下のコマンドでビルドして、debファイルを作っていきます。
make package
ビルドがうまくいくとTweakのディレクトリーにpackagesというディレクトリができその中にdebファイルができあがっているはずです。
これをiPhoneなどでインストールするとTweakとして動作してくれます。(今回はTweak.xを編集していないため動作はしません)
終わり
とりあえずこれでTweakの開発はできるようになりました。
あとは、4つのファイルの書き方を勉強していけば、作りたいTweakが作れるようになります。
次のステップの記事は執筆中です…
コメント
次回の記事楽しみにしてます!
簡単な tweak の tutorial とか書いてくれるとすごく嬉しいです
zundaさん、最後誤字ってますよw
直しておきました( _ _ )